結局どっちがお得?カーシェアとレンタカーの違いについて
サービス事業者が用意している車を、不特定多数のユーザーが利用するという基本システムにおいては、カーシェアとレンタカーは同じカテゴリーのカーサービスと言えます。
しかし、両者は一見似ているようで、実は全く違ったサービスであるということを認識し、双方にメリットやデメリットがあるという事を理解しなくてはいけません。
カーシェアとレンタカーの違いについて
カーシェアとレンタカーの違いについて、各ポイントごとに解説していきます。
会員登録と基本料金の有無について
カーシェアを利用する場合は、始めに会員登録を行う必要があり、プランによっては毎月の基本料金が発生します。
精算はクレジットカードによる自動決済で、都度払いのケースと、月末に1か月分の料金をまとめて支払うケースがあります。
対して、レンタカーは基本的に会員登録・基本料金共に不要で、車を借りたい時に都度受付・清算(現金も可)をするサービスです。
車両の予約・利用手続きについて
カーシェアの予約・利用手続きは、基本的に全てオンライン上で完結します。
スマホからでも24時間365日、何時でも手軽に手続きをする事が出来るので、車を使いたい時にすぐに使う事ができます。
対して、レンタカーの手続きは、店員との対面方式が基本で、仮にオンラインで予約しても、当日実際に店舗に行って手続きをする必要があります。
当然、店舗には営業時間があるので、深夜や早朝の時間帯に車を利用する事ができません。
ガソリン代と保険代について
カーシェアのメリットは、車の利用料金にガソリン代と保険代が全て含まれている事です
対して、レンタカーはガソリン代と保険代が別途必要で、ガソリンは返却時満タン返却、保険代は概ね1日1000円くらいが相場です。
車の利用時間について
カーシェアは、車の一時的な利用や、短時間利用こそ光るサービスで、最低15分単位から車を使う事ができます。
対して、レンタカーは最低6時間以上(あくまで平均的な時間です)からの車の利用が基本で、短時間での利用にはあまり向いていません。
キャンセル料について
カーシェアは、ユーザーのキャンセルに対して優しいサービスで、基本的には当日のキャンセルでも、キャンセル料は発生しません(開始時間が近い場合は発生する場合もあり)
したがって、先の予定が曖昧な場合でも、とりあえず車を押さえておくという事が可能です(常識的な範囲で)
対して、レンタカーはレンタル当日の数日前からキャンセル料が発生する事が多く、予定をしっかり組んでから予約をする必要があります。
カーシェアとレンタカーは結局どっちがお得なのか?
ここまで、カーシェアとレンタカーの違いを説明してきましたが、結局どっちがお得?という明確な答えはなく、その都度ユーザーに合った最適な選択をするということに尽きます。
例えば、毎日の通勤や通学の送り迎えに車を使いたい、郊外のショッピングセンターに車で買い物に行きたい、出張中に現地で車を使いたいなど、これらのケースにおいてはカーシェアの利用の方がオススメです。
反対に、車で旅行に行きたい、実家に帰省したい、車を購入するまでの恒常的な移動手段が欲しい場合などは、レンタカーの利用が向いています。
つまり、車の短期的な利用や一時的な利用、1日のうちの数時間だけ車を使いたい場合はカーシェア、車の長時間の利用や複数日に渡っての利用はレンタカーの方がお得と言えます。